tag:blogger.com,1999:blog-46753350479448317662024-03-06T08:22:58.930+09:00Yuki Miyagiの音楽紀行Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comBlogger31125tag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-91905215875833368332016-03-17T06:09:00.002+09:002016-03-17T06:09:25.458+09:00こんにちは!ミュンヘンで一晩寝て熱も少し下がり明日からのブルガリア行きは少し楽になるかも。今日はミュンヘンで私とよく似たパターンで自らオーケストラを組織しもう16年も指揮活動してきているFranz Schottky さんとそのオーケストラのコンサートマスターを務める女性で9年前にミュンヘン交響楽団のメンバーで私の事をよく覚えてくれていたタマラさんとホテルラウンジで会談、ドイツの音楽事情をいっぱい聴きました。みんな財政が大変ですね。宮城Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-22139267357663323102016-03-14T23:25:00.001+09:002016-03-14T23:25:05.625+09:00ブルガリア訪問こんにちは!明日からブルガリアに出発です。3度目のソフィアフィルとの共演。コンサートは20日にブルガリアホール。魔弾の射手序曲、ブラームスのバイオリン協奏曲と交響曲第一番、バイオリンは昨年のブラームス国際コンクールで僅かな差で参院に入った中村大地くんをオケに推薦して共演か実現、楽しみです。当地からまたレポートしますね!宮城Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-2531874139358534182015-11-21T18:24:00.000+09:002015-11-21T18:27:05.864+09:00第九のコンサート近ずく!今日は!ユキミヤギです。2ヶ月ぶりのブログ、ブラームス国際コンクール以来、iPhoneをやめてiPadをやめてミニPadにしたら慣れないのかあー面倒くさい!なんて言ってる間に遠ざきました。キーの配列がまるで逆なんです!苦手なキーボードが更に嫌いになってしまいます。<br />
さて来週の日曜日に迫ってきました!昨年70歳にして初めて第九を指揮したのですが鼠径ヘルニアの手術をした後が思わしくなく、かなり苛酷な動きをする指揮はきつくてリハーサルはもとより本番も椅子に座っての指揮で何とか乗り越えたのですが自分の中では、ちょっと不完全燃焼だつた部分もあり、一生に一度限りと覚悟して昨年は臨んだのですが、再度のチャレンジとなりました!Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-16394151578451856942015-09-10T03:04:00.005+09:002015-09-10T03:04:55.041+09:00ブラームス国際コンクールからこんにちは!<br />
22回を数えたブラームス国際コンクールは一次予選を終えビアノ部門は審査員の熱い議論の末13名が二次に進むことになり明日からブラームスの難曲の弾き比べでトツブを争うことに。一次は15分の中でバッハ、ショパン、ブラームスを弾いての判定でとても審査員にとってはきつい審査、テクニックと音楽性の2面で演奏が終わると同時に審査結果を演奏者と聴衆の前で点数札を掲げて発表するので完全に公正なマークでこれがブラームスコンクールの一番大切にしているところですね。正に審査員も真剣勝負!審査員が審査されて言っても過言ではないでしょう。信念と確信が無ければやっていけない仕事。やり甲斐もあるけど自分磨きの修業と心してこの日の為に人生をかけてきた演奏者と向き合うのはスリリング。明日の二次が楽しみです!感動のブラームスが聴けるかもしれません!ペルチヤツハより宮城敬雄Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-59001950783154415882015-09-06T03:57:00.001+09:002015-09-06T03:58:47.175+09:00ブラームス国際コンクールこんにちは!<br />
最後にブログを書いたのは三月のスロバキアに指揮に行った時でした。ウイーンで風邪を引き高熱のまま何とかコンサートを終えイタリア行きをキャンセルして帰国してブログは書けないままでした。<br />
今回は3年目のブラームス国際コンクールのピアノ部門の審査員を務めるためオーストリアのウイーンにやってきました。<br />
明日コンクールの開かれるペルチヤツハに向かいます。今年もピアノ部門だけで50名のエントリーがあったとのこと、楽しみです。審査員をやるのもきつい仕事。何事も気力と体力ですね!風光明媚なペルチヤツハから面白い裏話が書ければいいですね!宮城敬雄Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-66338360330943712342015-03-02T00:16:00.001+09:002015-03-02T00:16:57.408+09:00ウィーンに向かう<div>こんにちは!</div><div>ウイーンに向け出発です。現地スロバキアからは先週はマイナス25度だったけど少しは気温が上がるかもとのメール、昼間はマイナスではない位だそうでやっぱり冷凍庫の中?覚悟してヒートテックとホカロンをバックにつめました。二年前の11月に訪れたスロバキアのジリナにあるスロバキアシンナフォニエッタの2回目の招待。3月5日が本番、ヨーロッパのオーケストラはシーズンが10月に始まり6月でシーズンが終わります。このシーズンに定期演奏会が毎月あって定期会員を募って集客します。この定期演奏会のことをサブスクリプションといい、現地ではアブヌマと言う言い方。この定期演奏会の他に音楽祭や海外演奏旅行、レコーディングや室内楽演奏など多彩なスケジュールをこなしながら、2年から4年先まで指揮者やソリストを決めて準備、コンサートマネージメントて大変な仕事、職人気質のオーケストラの団員達を束ねていくのも大変な苦労ですね。また世界の指揮者やソリストとの出演契約交渉や曲目の決定、受け入れのホテルの手配もあるし、考えただけでぞっとする位の仕事、おまけにリハーサルの状況や本番をしっかり聴いてコンサートが上手くいったか、会員の反響もオーケストラ団員の評価も聴いてコンサートをレビューしてその、指揮者やソリストを再度招聘するか理事会に計って2年後以降の計画に反映させるのですね。音楽はスポーツのように勝ち負けがない世界。演奏というスキル、テクニックは聴衆もオーケストラ団員も上手いかどうかはある程度判定できますね。でも最も重要な芸術性、音楽性があるとか無いとかはどう判定するのでしょうか?個性的?正統派?ドイツ的?様々な表現で評論家はコンサートを評価しますね。大体重箱の隅をつつくような表現が多くて難しい日本語をいっぱい使って演奏を分析?しているかのように私にはおもえますね。演奏会は2度と同じことが出来ない生き物、ライブと言う言い方もそこからきています。でもたまたま上手く行くとかは残念ながらありません。でもたまたま失敗したり集中出来ずにいい演奏会が出来ずに聴衆からブーイングがでたり団員からブーイングがでたりしたら2度と呼ばれることはありません。でも音楽性というのは究極の所、共感というなんとも言えない情感に通じ合えるものがコンサート会場を包んだ時の一体感が一番大切なもの。その一瞬一瞬を演奏を通じて共感できることが至福の時であると思います。そのための心の準備がオーケストラ団員に伝わりリハーサルを通してステージが一体化したものをコンサートで聴衆に伝える。とても恐ろしいプロセス、でもチャレンジです。このブログはロシア上空で書いています!</div><div><span style="font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, helvetica, arial, sans-serif;">宮城敬雄</span></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-60785020208792833032015-02-20T14:30:00.001+09:002015-02-20T14:30:36.137+09:00スロバキアシンナフォニエッタにいきますね!こんにちは!<div>年末の第九を終えてホットする間もなく新しい曲に取り組みました。3月5日のスロバキアシンナフォニエッタの定期に呼ばれて振る曲、ブラームスのピアノ協奏曲第2番とメンデルスゾーンの交響曲第3番スコットランドの2曲、どちらも初めての曲なんです。指定の曲でやったことがない!なんて言えません。お受けいたします。凄いプレッシャーで不安のどん底、でもなんと光栄なことか!と思う自分との葛藤にスコアを観ても音楽が素直に入ってこない時期がありそれから脱出するにはもう何回も聴くしかないな!と思いもう寝ても覚めてもブラームスとメンデルスゾーンがなっているのです。特にブラームスのピアノ協奏曲第2番はなんともならない複雑、怪奇?凄いやり甲斐が出てくる噛めば噛む味がという世界の音楽かもしれません?スコットランドも天才メンデルスゾーンがなんと12年もかかってやっとこさ完成させた大交響曲ではありませんか!繊細かつ印象派の絵画のような</div><div>色彩感溢れる凄い曲!微妙なテンポの違いで印象がガラリと変わりような曲なんですね。オーケストラも力量が問われる曲かもしれませんね。二年前の11月の定期に初めて招待されオールベートーベンが、好評だったことで再演の招待が届けられました。2度目というのが1番嬉しいのです!まだまだ寒いスロバキアに来週でかけます。</div><div>また現地から報告しますね。</div><div><br></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-25903223472225939202014-12-18T23:01:00.001+09:002014-12-18T23:01:21.496+09:00第九に向き合うこんにちは!<div>年末は第九。これは日本だけの珍現象?これまで約60年間毎年必ずと言ってもいい位聴いてきた第九を自分で指揮してやることになりました!70歳にしてやっと第九を少しは振れることを決意しました。指揮を始めて20年、やっとお許しがでたのです。分厚い第九のスコアを買ったのが今から15年前。恐る恐るスコアを開いてはため息ばかりの日が続き、その異常なまでの複雑な楽譜に、私を寄せ付けないあまりにも困難な絶壁を感じたのが60歳の時でした。軽装の登山家がいきなりエベレストに臨むような感じ。あんなに聴いてきた第九がいざスコアを前に、なんでこんな難しいの!ものすごい量の音符の群れ!そんな表面的なことはさておき、この4楽章はどんな流れ?構成?分からないことだらけ。音楽には必ず作曲家のメッセージがあると思うのです。1楽章だけでも中身が濃すぎなんです。で出しの弦の刻みだけでもなんで?混沌とした宇宙?そこに一筋の光、いなずが走る?ベートーベンは一体何を表現したかったのか?何を感じたのか?第九の初めから神秘なのです。稲妻が一気に増幅されだだ〜んと強烈な雷が大地を叩きつけるような。僅か数十秒で大自然というか宇宙の中に身を置くことになってしまいそう。そんな第九はもうちょっとやそっと手を出せる曲ではない。怪物なんです。二つの交響曲の作曲を進めていたベートーベンが最終的に一つに纏めたと言われる第九はとてつもない世界観と人生観とが自然界と裸で向きあった時に思う、感じるものを音楽に表現したものではないでしょうか。全く耳が聴こえなくなっていた50代晩年にベートーベンが感じる世界観をどう想像しうるか、指揮以前の問題なのかと思うと自分がとても小さな未熟者に思えてきます。</div><div>宮城敬雄</div><div><br></div><div><br></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-80396923262208000302014-11-04T17:14:00.001+09:002014-11-04T17:14:24.406+09:00大阪交響楽団とララちゃんこんにちは!宮城敬雄<div>11月5日は大阪いずみホールで大阪交響楽団との3年ぶりのコラボレーション、母校の住吉高校の主催で音楽鑑賞コンサートです。</div><div>3日は新神戸の芸術会館でのリハーサル。ここで2年振りにバイオリンのララちゃんとの再会、このコンサートのためにドイツから来てもらいました。</div><div>ララちゃんはやっと15歳になったばかり。住吉高校の生徒も1年生と2年生、みんな同じ世代。メンデルスゾーンの有名なコンチェルトは弾けるひとはいっぱいいるけれど、聴衆と同じ世代のアーティストが真剣に弾く姿をステージで観て欲しい。きっと何か600人の生徒は感じることがあるのでは。音楽のエネルギー、目標に向かう真摯な姿は感じやすい年頃の高校生に素敵な出会いとなってくれたらいい。</div><div>5日の本番が楽しみです。一方私は手術のあと筋肉をかばってきたこともありリハーサルも全身が思うように動かず力み、ぎこちなくリズムに乗れず散々なリハーサルでした。5カ月のブランクはやはり甘くないですね。</div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-33289646728921913732014-09-01T02:59:00.003+09:002014-09-01T02:59:08.201+09:00ブラームス国際コンクール<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhI6iZX2Ap4IRtfkrcDcgIHT2D2Vtqs_LXbG5wV-m85ot0ZPQodpTXK_qAz0R3izcbylVe4ieKov_vybuHneG9JWrarCt16a1silNkcYn4VZUI-Jq09uT_8h90eU7S9AIP4QxMscx5G1oz6/s640/blogger-image--1279786052.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhI6iZX2Ap4IRtfkrcDcgIHT2D2Vtqs_LXbG5wV-m85ot0ZPQodpTXK_qAz0R3izcbylVe4ieKov_vybuHneG9JWrarCt16a1silNkcYn4VZUI-Jq09uT_8h90eU7S9AIP4QxMscx5G1oz6/s640/blogger-image--1279786052.jpg"></a></div>こんにちは!宮城敬雄<div>ウイーン経由ペルチャッハにやってきました。第21回ブラームス国際コンクールがブラームスがこよなく愛した南オーストリアの風光明媚な寒村ペルチャッハでおこなわれます。</div><div>今年2回目の審査員に任命され名誉ある重責を果たすべく単身やってきました</div><div>。小さなプロペラ機でウイーンから約40分のクラーゲンフルトから車で約20分に寒村ペルチャッハが何時ものように静かに出迎えてくれました。</div><div>宿は何時ものレオンシュタイン。</div><div>通されたのはブラームスの部屋、No.6</div><div>ブラームスが1860年代から1870年代にこの地を訪れ、その自然の素晴らしさに感動し作曲したのがあの有名な交響曲第2番やバイオリン協奏曲など。クララに宛てた手紙が壁にかけてある博物館のような部屋。ドアを開けブラームスさん!こんにちは!この部屋を初めて通されたのは今からざっと10年前、音楽家しか通されないと言われた</div><div>のにひどく感激したことが思い出されました。今年は60人のピアニストを明日から審査です。バイオリンもエントリーが多く、審査員はハードワーキングです。でも世界中から集まった音楽家の卵?いや立派に演奏活動されてるブラームス大好きな演奏家が集うコンクール。年齢制限の無いコンクールも珍しいのですが、それほどブラームスの音楽は深いものがあるのでしょうね。若手の登竜門なら世界にいっぱいコンクールがありますがブラームスを演奏しないといけない、ブラームスの音楽を表現出来る音楽家を競うコンクールはこのコンクールいがいには二つとしてないのです。若手には厳しいコンクール、テクニックだけではなんともならない難しさが秘められています。明日からからピアニストが朝9時から夜9時まで人生をかけて真剣にピアノに向かいます</div><div>体力無くして審査員はつとまりませんね。審査員も真剣勝負です。<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhTs6kpLOkjb5Hov8deLA2qUdV1s4uj0a5BYQJTjEkuE1u1F62EYOpHVNHpXKzErXc3XYMXn8ficspYON3FHoHDC3Hs0zZNAQSLomRseiIWv2yrYrczVRyQ5EjOXnGvQB-Vk7LRHD9Py2Zt/s640/blogger-image--1273381398.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhTs6kpLOkjb5Hov8deLA2qUdV1s4uj0a5BYQJTjEkuE1u1F62EYOpHVNHpXKzErXc3XYMXn8ficspYON3FHoHDC3Hs0zZNAQSLomRseiIWv2yrYrczVRyQ5EjOXnGvQB-Vk7LRHD9Py2Zt/s640/blogger-image--1273381398.jpg"></a></div>。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-35166443162557054772014-09-01T02:59:00.001+09:002014-09-01T02:59:05.370+09:00ブラームス国際コンクール<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhI6iZX2Ap4IRtfkrcDcgIHT2D2Vtqs_LXbG5wV-m85ot0ZPQodpTXK_qAz0R3izcbylVe4ieKov_vybuHneG9JWrarCt16a1silNkcYn4VZUI-Jq09uT_8h90eU7S9AIP4QxMscx5G1oz6/s640/blogger-image--1279786052.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhI6iZX2Ap4IRtfkrcDcgIHT2D2Vtqs_LXbG5wV-m85ot0ZPQodpTXK_qAz0R3izcbylVe4ieKov_vybuHneG9JWrarCt16a1silNkcYn4VZUI-Jq09uT_8h90eU7S9AIP4QxMscx5G1oz6/s640/blogger-image--1279786052.jpg"></a></div>こんにちは!宮城敬雄<div>ウイーン経由ペルチャッハにやってきました。第21回ブラームス国際コンクールがブラームスがこよなく愛した南オーストリアの風光明媚な寒村ペルチャッハでおこなわれます。</div><div>今年2回目の審査員に任命され名誉ある重責を果たすべく単身やってきました</div><div>。小さなプロペラ機でウイーンから約40分のクラーゲンフルトから車で約20分に寒村ペルチャッハが何時ものように静かに出迎えてくれました。</div><div>宿は何時ものレオンシュタイン。</div><div>通されたのはブラームスの部屋、No.6</div><div>ブラームスが1860年代から1870年代にこの地を訪れ、その自然の素晴らしさに感動し作曲したのがあの有名な交響曲第2番やバイオリン協奏曲など。クララに宛てた手紙が壁にかけてある博物館のような部屋。ドアを開けブラームスさん!こんにちは!この部屋を初めて通されたのは今からざっと10年前、音楽家しか通されないと言われた</div><div>のにひどく感激したことが思い出されました。今年は60人のピアニストを明日から審査です。バイオリンもエントリーが多く、審査員はハードワーキングです。でも世界中から集まった音楽家の卵?いや立派に演奏活動されてるブラームス大好きな演奏家が集うコンクール。年齢制限の無いコンクールも珍しいのですが、それほどブラームスの音楽は深いものがあるのでしょうね。若手の登竜門なら世界にいっぱいコンクールがありますがブラームスを演奏しないといけない、ブラームスの音楽を表現出来る音楽家を競うコンクールはこのコンクールいがいには二つとしてないのです。若手には厳しいコンクール、テクニックだけではなんともならない難しさが秘められています。明日からからピアニストが朝9時から夜9時まで人生をかけて真剣にピアノに向かいます</div><div>体力無くして審査員はつとまりませんね。審査員も真剣勝負です。<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhTs6kpLOkjb5Hov8deLA2qUdV1s4uj0a5BYQJTjEkuE1u1F62EYOpHVNHpXKzErXc3XYMXn8ficspYON3FHoHDC3Hs0zZNAQSLomRseiIWv2yrYrczVRyQ5EjOXnGvQB-Vk7LRHD9Py2Zt/s640/blogger-image--1273381398.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhTs6kpLOkjb5Hov8deLA2qUdV1s4uj0a5BYQJTjEkuE1u1F62EYOpHVNHpXKzErXc3XYMXn8ficspYON3FHoHDC3Hs0zZNAQSLomRseiIWv2yrYrczVRyQ5EjOXnGvQB-Vk7LRHD9Py2Zt/s640/blogger-image--1273381398.jpg"></a></div>。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-2378895262011342522014-08-24T14:40:00.001+09:002014-08-24T14:40:15.447+09:00ブラームスコンクール近づいてきました!こんにちは!<span style="-webkit-text-size-adjust: auto; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">!宮城敬雄です</span><div>暑い夏と異常気象で日本列島は毎日がフーフー言いながらのきつい日がつづいていますね。ヘルニアの開腹手術から一ヶ月半経ちようやく普通の生活に戻ってきました。それでも重い荷物を持とうとするとした腹がズキンときて無理は出来なくなりました。来週はいよいよオーストリア、ペルチャッハで開かれる第21回ブラームス国際コンクールに出掛けます。今年は51カ国から500人を超えるエントリーがあったとのこと。ピアノ部門の審査員を務めさせていただくのでしが100人近いピアノを聴いて判定する役割は体力勝負かもしれません。昨年は無我夢中で聴いての判定でしたが今年もあと四人のピアノ教授達に混じって真剣勝負の公正な判定が何処までできるか自分が審査されているというプレッシャーを今感じています。一方才能ある金のたまごとの出会いが楽しみでもあります。2年前のララちゃん、昨年のクリスティナ、2人とも素敵なバイオリニスト。ララちゃんは11月に二度目の来日、大阪では大阪交響楽団とメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲を一緒にやります。姫路と宇都宮ではリサイタル、高輪でも小さなコンサートを予定しています。高輪にできた新しい音楽ホールアンビエンテ</div><div><br><div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiEUuhRaUIUQwW6sbsAHz5spa8n62y9xgV7C9EwaEf_j1w3kV5LqETMqBCSECwywBDrSwGbTSRc_b4O31bkEC-YOSugKvSdt9dn7NRoO6ByTw_1AlplhA6j2C0LefhkM6DH3ceqKgb7eL7_/s640/blogger-image-1425216260.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiEUuhRaUIUQwW6sbsAHz5spa8n62y9xgV7C9EwaEf_j1w3kV5LqETMqBCSECwywBDrSwGbTSRc_b4O31bkEC-YOSugKvSdt9dn7NRoO6ByTw_1AlplhA6j2C0LefhkM6DH3ceqKgb7eL7_/s640/blogger-image-1425216260.jpg"></a></div></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-80637990590819538702014-07-30T17:14:00.001+09:002014-07-30T17:14:56.927+09:00新しいチャレンジ!おこんにちは❗️<div>新しい空間アンビエンテの披露パーティーミニコンサートが無事終わり3ヶ月の解体からリニューアルまで一仕事終えた後、予定していた手術のため七夕の日に入院、鼠径ヘルニアの開腹手術をうけました。日帰りもやってるくらい簡単だよ!て周囲から言われていたのですが、身体にメスを入れてお腹の中に異物を入れるので大変痛い一週間でした。そんな中、昨年11月にスロバキアシンフォニエッタを指揮した時の音楽監督からメールが届きました。</div><div>来年3月5日の定期演奏会への招待。3月のスロバキアはまだ寒いかな?でもまたあの歴史あるチリナに行ける!あのシンフォニエッタをまた指揮出来る。日程は大丈夫と返信。どんなプログラムかとても心配。入院の前日にプログラムが入ってきました。</div><div>ベートーベンかモーツアルトかと思っていたら何と大変な二曲が指定されたのです。絶体絶命ではないが大変な曲。ブラームスのピアノ協奏曲第2番とメンデルスゾーンの交響曲第3番スコットランドの二曲だったのです。</div><div>入院5日目に病室からこの二曲のスコアを早く取り寄せようといつもの楽譜屋さんに電話したらいつも対応してくれる楽譜のプロがすぐドイツに手配してあげると!何とそれから4日後にブラームスとメンデルスゾーンの新品のスコアが届きました!</div><div>退院して3日目でした。</div><div>これから来年まで半年しかありません。でもチャレンジですね!</div><div>宮城敬雄</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-61417270076116937222014-07-05T17:41:00.001+09:002014-07-05T17:41:51.591+09:00新しい空間アンビエンテがオープンこんにちは!<div>7月1日高輪プリンセスガルテンの一画に新しい空間アンビエンテがオープンいたしました!</div><div>アンビエンテとは空間、環境、雰囲気といった意味合いでヨーロッパではとても大切に使われる素敵なイメージの言葉で、この名前に相応しいような空間を二ヶ月の工事で仕上げました。着席で120席、ステージもあり天井も6mあります。19世紀のオーストリア帝国ハクスブルグ家の宮殿の間、キラキラしたシャンデリアと鏡、ヘリンボーン仕上げの無垢のフローリング、壁や天井は手塗りでゴールドの装飾が施されて音楽ホールとしてだけでなく舞踏会、ファッションショウ、撮影、シネマにもまたコーラスやダンスパーティ、様々なイベントができる素敵な雰囲気のスペースです。</div><div>オープニングパーティでは渡辺克也さんのオーボエ、ロシアのバリトン歌手、ユシュマノフの素敵な美声、ブラームスコンクールの優勝者佐藤麻里さんのモーツァルト、溝口肇さんのチェロで世界の車窓からなどの演奏から始まりました。こだわりのアンビエンテならではの豊かな響きがホールを包みました。予想を超える素晴らしい響きとのコメントが演奏者全員から頂きました!これからこの空間で世界からたくさんの素敵なアーティストがこのアンビエンテで素敵な音楽が奏でられたらと思います。</div><div>宮城敬雄<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgySgAd5yUxABQrGq41WYOMsDq0-V6iz88ZNplV8C6urJNVa15oE9yIg37YsWMDzB0INggJAaHMq9C14aIKidzNT9-NGLXmGh-5nIS1Tmlh6u4976sgs2A6LRqhpnNQ3-Ry_hhkwbYemRDQ/s640/blogger-image--1678309095.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgySgAd5yUxABQrGq41WYOMsDq0-V6iz88ZNplV8C6urJNVa15oE9yIg37YsWMDzB0INggJAaHMq9C14aIKidzNT9-NGLXmGh-5nIS1Tmlh6u4976sgs2A6LRqhpnNQ3-Ry_hhkwbYemRDQ/s640/blogger-image--1678309095.jpg"></a></div></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-19237312801006858132014-05-02T13:24:00.001+09:002014-05-02T13:24:38.259+09:00国立シンフォニカーコンサート無事終わりました!国立シンフォニカーコンサート<div>4月29日新緑の一橋大キャンパスにある兼松講堂で第8回定期コンサートが開かれました。雨の予報がある中雨よ!降らないで!と祈り続けた1週間でした。</div><div>ソリストのクリスティーヌは早々に来日し到着したその日からプラクティス、練習で気合いが入っています。</div><div>一方スロバキアフィルのコンサートマスターのエマニュエルは2日後に来日、兼松講堂でのリハーサルは二日間、ステージで65人のオケとみっちりリハーサル。あまりの五月晴れにクリスティーヌはウキウキ。日本に初めての来日、一番いってみたいところは?皇居!それから日本庭園!</div><div>食べたいものは?フレッシュフィッシュ!それって刺身のこと?そう、刺身とお寿司でーす!</div><div>なんとまだハタチ過ぎたばっかりのルーマニアの女性が何とこの大人っぽい感じ。今はドイツのライプチヒで勉強しているので毎日ドイツ料理にうんざりしているらしい。ユキはウインナーシュニッツェル好き?だいすきだよ!何であんなの好きなの?だっておいしんだもん!信じられない!こんな美味しい魚がいっぱいあるのに!</div><div>高輪での練習を終え、何処か案内するけど何処へ行く?庭園と日本の美術館に行きたい!</div><div>五月晴れの午後訪れたのは根津美術館。彼女が感動したのは緑豊かな庭園でした。菖蒲も少し咲き始め藤の花も見事。彼女は写メを撮りまくりこの時は3日後には兼松講堂の晴れ舞台で950人の聴衆の前で堂々とあの難曲のブラームスのバイオリン協奏曲を見事に弾き切ったアーティストとは思えない天真爛漫な女性。エマニュエルとはふた周り私とは50歳も歳の離れた孫みたいなものかも。</div><div>そんな3人が65人のオケメンバーと共演。</div><div>リハーサルはかなり密度の濃いもので約4時間、毎日中央線での1時間の旅。</div><div>でもリハーサルが終わるとクタクタ、でもリハーサルが5時間終わるとただひたすら空腹感と倦怠感がきます。せっかくの日本滞在、すき焼きを食べよう!お箸も使ったことがないクリスティーヌは必死に慣れようとしています。エマニュエルは慣れたもの。何度もスロバキアフィルで来日していてお寿司大好き!私がウインナーシュニッツェルが大好き、ヨーロッパからの2人がお寿司大好き。変な感じなんですね。</div><div>コンサートはクリスティーヌが熱演してくれ難曲のブラームスのバイオリン協奏曲があっという間におわりました!彼女はとても満足している様子。田園もとても長い曲ですが早めのテンポで演奏できました。</div><div>入場者は950人で9割の入り、大満足です。ただマイクでクリスティーヌとお話しした部分がマイク不良で特に二階席の方に全く聞こえなかったことがあとで分かりました。本当にすいませんでした。このトークは幸いにもレコーディングしていたので1週間くらいでなんとか映像付きでYouTubeにアップしたいと思っています。出来次第またこのブログでご案内いたします。80通ものアンケートも頂きとても暖かいコメントを沢山頂きました。改めて感謝です。クリスティーヌとは出来れば2年後に再来日して大曲ベートーベンのバイオリン協奏曲を一緒にやりたいね!と約束しました。エマニュエルとはこんどはヨーロッパで一緒にやりたいね!</div><div>次回はいよいよ年末12月7日に第9回定期コンサートで兼松講堂での初めての第九に挑みます。ベートーベンの第九ど最初の交響曲第1番の2曲です。</div><div>ベートーベンの人生は9つの交響曲を書き総ての曲は永遠不滅の名曲ですが、その処女作ど最後の大作第九を同時に演奏しベートーベンの人生観に寄り添いながらのコンサートを予定しています。</div><div>宮城敬雄</div><div><br></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-1303407617115971452014-03-29T23:30:00.001+09:002014-03-29T23:30:38.748+09:00国立シンフォニカー演奏会近づく!ベートーベンとブラームス<div>いよいよ一ヶ月後の4月29日午後2時開演で国立シンフォニカー第8回定期演奏会が国立市の一橋大学兼松講堂でひらかれます。曲目はブラームスのバイオリン協奏曲とベートーベンの交響曲第6番田園の二曲。バイオリン独奏には昨年オーストリアのペルチャッハでひらかれた第20回ブラームス国際コンクールで優勝したルーマニアのバイオリニスト、クリスティナゴイチャ初来日、YouTubeでも彼女のスケールの大きな演奏が期待できます。</div><div>田園は私が中学生の頃からブルーノワルターの田園にどっぷりだった大好きな曲。テンポの違いでまるで印象の異なる曲に聴こえるから大変難しい曲ではないでしょうか。</div><div>何より自然を愛し生への歓びと感謝の気持ちがないとこの曲は生きた曲にならないような気がするのです。</div><div>まだまだチケットがあります。</div><div>新緑の大学キャンパスの中で兼松講堂の素晴らしい佇まい。クリスティナの情熱的な演奏を楽しんでください。</div><div>宮城敬雄</div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-67780758138577962122014-02-01T23:49:00.001+09:002014-02-01T23:49:06.969+09:00今年のコンサート予定。こんにちは!<div>新年を迎えさあ今年はどんな音楽を楽しめるかな?と言ってる間にもう一ヶ月があっと言う間に過ぎました。</div><div>今年は秋がとても大事なコンサートが四回あります。</div><div>最初は11月5日に大阪のいずみホールで大阪交響楽団、ソリストに昨年春招聘した13歳のドイツの女性バイオリニスト、ララちゃんを呼んで母校住吉高校が主催の音楽鑑賞会、これは三年前に始めた第二回目なんです。</div><div>高校生一年生と二年生全員が生のオーケストラを鑑賞する企画、若いララちゃんの演奏に接して同じ世代の国際交流が音楽を通して出来たらいいな!と楽しみにしています。そのすぐ後11月9日には東京の竹橋にある一橋講堂で隣にある如水会の創立100周年を祝う祝賀コンサートを開催します。国立シンフォニカーの都心コンサート。ホールは500席、ステージが狭いため約35名のメンバーでの演奏会、祝典に相応しいプログラムを大学と如水会に提案しています。このコンサートにもララちゃんが登場します。</div><div>そのあと12月に入り7日に国立シンフォニカーの第9会定期演奏会が兼松講堂であります。そのすぐ後の12月9日に兵庫芸術文化ホールで来日中のスロバキア放送交響楽団との演奏会。この12月の二つのコンサートはどちらもベートーベンの第9のを予定しています。詳しいことは二月に私のホームページや高輪プリンセスガルテンのホームページ上にアップいたします。最大のチャレンジは東京と関西で初めて第九に挑戦すること。</div><div>もっか猛勉強?していますがクラシック最高峰はさすが大変な大曲ですね。</div><div>70歳になって初めて第九に挑戦します。ベートーベンの交響曲は一番、五番、六番、九番とベートーベンイヤーになりますね。またそろそろブラームスが恋しくなってきました。</div><div>宮城敬雄</div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-78054226298314794642013-11-18T23:28:00.001+09:002013-11-18T23:29:51.498+09:00シンフオニエッタとの出会いこんにちは!<div>スロバキアシンフオニエッタとの出会いから4日後、定期演奏会は街の中心地にある400人が入るクラシックな佇まいの場所で開かれました。</div><div>3日間のリハーサルは団員の笑顔で迎えられベートーヴェンの中でも渋い曲の交響曲第二番、実はこの曲は私にとって初めての指揮。このコンサートがきまったのが一年前、この歳になって新しい曲を覚えるのは大変。あまり演奏会でも、取り上げない曲、なかなか馴染むには骨が折れました。スロバキアシンフオニエッタにとっては聞いてみたら三年振り?木曜日が定期演奏会、定期会員が集まってきました。</div><div>人口十万の街の一番の楽しみかもしれないコンサート。朝からのゲネプロはみんな気合いが入っていました!朝8時半に楽屋入りしたらもう半数近いメンバーがステージでさらっていたのです!朝9時から3時間のゲネプロ。夜7時からコンサート。こんなことが出来るのもヨーロッパならではのゆとりなんですね。ホールは自分達の専用だから貸しホールみたいに時間で慌ただしくする必要がないのですね。レジデントオーケストラはこうした環境が与えられていることでいい音楽を演奏出来るんですね。</div><div>朝のリハーサルをしっかりやりホテルまで総て石畳みを歩いて家庭的な石と木のテーブルが素敵なイタリアンに入り腹ごしらえ。</div><div>こちらの物価は驚きの安さ!パスタが大体4ユーロで300gもあって日本の軽く二人前。ピザも直径が40センチ位の馬鹿でかいのがやっぱり4ユーロ、飲み物が1ユーロから2ユーロなんです!</div><div>コンサートのチケットが平均10ユーロとのこと。スロバキアでは国の法律でメニューに飲み物も食べ物も総て量の表示が義務付けられています。野菜さらだでさえ200gとか、お肉は大体が300g位あって胃袋のサイズが違うのでしょうか?食べ物がこんなに安い。ブルガリアの首都ソフィアでもそうでした!一人前の働いている人のきゅうよまあが400ユーロから500ユーロとシンフオニエッタのディレクターの話。満腹でホテルに戻り暫し呆然。コンサートまであと数時間、お天気は良さそう!燕尾服や準備するものを点検、落ち着かない時間が過ぎていきます。開演1時間前に楽屋入りしたらもう前に団員は燕尾服に着替えてステージ裏にゾロゾロ、ステージにも10人位が練習しています。みんなコンサートが待ちきれないような気合いを感じたのです。</div><div>凄い!</div><div>コンサートは満席、温かい拍手に迎えられベートーヴェンのコリオラン序曲から始まりました。最後のピアニッシモのピチカートが終わり沈黙がつづきました。私もオケも聴衆も全員が無、沈黙、息をこらした瞬間が数秒続きました。もう全身汗だく。舞台袖にはピアニストが笑顔で迎えてくれました。さあ!次はビアノコンチェルト。彼女は緊張し舞台裏を行ったり来たりしています。ピアノが設置されさあ!トイトイトイ!舞台なれしているベテランでもいつでも毎回同じ緊張なんですね!聞いた話しですがあの指揮の帝王と言われたカラヤンでさえ、毎回ステージに向かうとき足がすくみ、奥様が後ろから肩をポンとたたき大丈夫よ!と送り出したとか。</div><div>みんな怖いのですね。</div><div>ピアノ協奏曲は一箇所キズはあったもののなんとかいき聴衆の割れんばかりの拍手で終わり楽屋裏でハグ!とても喜んでくれますた。</div><div>共演者から有難う!と言われるのはとっても嬉しい限り。さあ!いよいよメインの交響曲第二番です。</div><div>暗譜でやるか、見てやるか。最後の瞬間までモンモンと。やっぱりしっかり見ようと。頭の中はベートーヴェンずけ。ベートーヴェンの素晴らしい作品交響曲第二番は高らかなファンファーレで終わりました!三階のお客様が立ち始め続いて二階と一階の後ろの席から次々と立っての拍手!用意していたアンコール曲、フィガロの結婚序曲を演奏。スタンディングオベイジョンの中でコンサートは無事終わり楽屋裏では団員からの握手と笑顔。いいコンサートだったと。</div><div>ディレクターのサラガさんの部屋に招かれワインでの乾杯。</div><div>演奏記録のDVDを頂き再会を確認して別れました。またいつか招待されることを夢みて石畳みを歩きました。明日はもうウィーンに向かいます。</div><div>ジリナの街は不思議なくらい落ち着きがありたくさんの教会が市民生活の心の拠り所として真面目に生活しているなとつくづく感じさせられた素敵な街。音楽をやることで全く知らなかった土地を訪れてたくさんの人達と交流出来ました。</div><div>翌朝ジリナの駅までステージマネージャーが送ってくれブラチスラバまで電車の旅2時間、車窓には小高い丘に古城や砦が幾つも見え、長いハンガリー帝国からハクスブルグオーストリア帝国の繁栄の中で幾たびの戦いがあったことに想いをはせスロバキアの首都ブラチスラバに。乗り換えてウィーンまで1時間の列車の旅、背中から脚まで鉛の板のような筋肉の凝り。でもこのコンサートのお蔭でベートーヴェンの交響曲第二番が大好きになりジリナという街を知り音楽大好きな人達と交流できました。<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhT-51WLijP77lNDJ7q3u84qhe0iSVE6QkozbL0j7TlAWgNiEsTKzWgudn7fPkJ2UpcSozN_uAVAE-sQKQH35eWWtT7af95PxxErRoC9LkOSWx8tux_loiCymdMggtVRchVT9D3X3f31RM-/s640/blogger-image-1523442930.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhT-51WLijP77lNDJ7q3u84qhe0iSVE6QkozbL0j7TlAWgNiEsTKzWgudn7fPkJ2UpcSozN_uAVAE-sQKQH35eWWtT7af95PxxErRoC9LkOSWx8tux_loiCymdMggtVRchVT9D3X3f31RM-/s640/blogger-image-1523442930.jpg"></a></div></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-35380079192582342162013-11-13T00:56:00.001+09:002013-11-13T00:56:10.192+09:00スロバキアシンフオニエッタとの出会いこんにちは!<div>ブラチスラバから高速で2時間、オケの迎えの車でスロバキアの田園地帯を見ながらなだらかな山あいにある古い商業都市として栄えたジリナにやってきました!気温は五度前後。コートがないと凍えてしまいます。この街はウィーンからポーランドの古き都クラカフに抜ける街道にあり14世紀交易で栄えた街、道は総て石畳で敷き詰められ、電信柱なんか全くない中世にタイムスリップしたような静かで平和な感じです!</div><div>この街の中心部にスロバキアシンフオニエッタの本拠地の素敵なコンサートホールがあります。このステージで三日間リハーサル、四日目がドレスリハーサルが朝9時からあり夜7時からコンサート!</div><div>朝9時半オケのスタッフがホテルのロビーで会い石畳みの街を歩くこと五分でコンサートホールの楽屋につきました。</div><div>緊張のひと時です!身支度を整えリハーサル開始五分前にスロバキアシンフオニエッタのメンバーに紹介されました。みんな笑顔で迎えてくれ、極度の緊張が少し解れたかも。</div><div>コンサートマスターは年配の男性。メンバーの大半は男性奏者。女性は僅か7名だけ。ヨーロッパのオーケストラは大半が男性なんです!</div><div>日本のオーケストラはN響と読響を除いて大半は若い女性奏者。事情がちがうのでしょうね。</div><div>最初はベートーヴェンのコリオラン序曲。弦楽器の分厚いなんともいえない音。普通のフル編成のオケの約半分の弦楽器、20人の奏者がなんでこんなに分厚い温かい音がでるのか?続いて交響曲第二番。汗だくのリハーサルも素晴らしいテンポでリハーサルが進みました!真剣なリハーサルの中にも音楽を大切にする奏者達の笑顔が幾つもありました!</div><div>ホールの響きも自然で大満足の一日でした!明日が楽しみ!</div><br><div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi3kF32guqjWeinATBgniJphKYtEsEnFlo_qLcZANZD0nvJF4q6aL4wcwRcwmGXgYlLAOv58-opedmVVFAVZWZgdSY69tzqzWhf69xNbngit125LVfag2VvVCajMDeRc8p-f4E-N8f_FbUq/s640/blogger-image-2137367533.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi3kF32guqjWeinATBgniJphKYtEsEnFlo_qLcZANZD0nvJF4q6aL4wcwRcwmGXgYlLAOv58-opedmVVFAVZWZgdSY69tzqzWhf69xNbngit125LVfag2VvVCajMDeRc8p-f4E-N8f_FbUq/s640/blogger-image-2137367533.jpg"></a></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-54129742118454721122013-11-11T01:54:00.001+09:002013-11-11T01:54:09.719+09:00スロバキアのコンサートこんにちは!<div>ウィーン経由スロバキアの首都ブラチスラバにやってきました。久しぶりのスロバキアです。スロバキアもEUに加盟し開かれたヨーロッパでウィーンから車で1時間、数年前にはビザも必要で国境に車の長い列ができ入国が面倒だったのにいまは国境すら全くわからない陸続き。ブラチスラバの街は以前と同じ佇まいでした。</div><div>翌日土曜日は生憎の冷たい雨、隣がスロバキアフィルの本拠地のルダータホール、その前が歌劇場、ホテルの左隣がアメリカ大使館。</div><div>ランチにプロモーターとのランチとミーティング、夜はスロバキアフィルのコンサート。スロバキアフィルとはかって12年前、このホールでスロバキアフィルを振ってヨーロッパデビューした思い出のホールです。今夜はコンテンポラリーのコンサート、メンバーのマイケル君と開演前ギリギリまで美味しいビールを飲み一年振りの再会を果たし、彼に裏口から入れてもらい改装なった金ぴかのホールに駆け込んだのです!</div><div>コンテンポラリーの音楽は不協和音の連続で前半部だけでもうたくさん!</div><div>彼もビール飲んでもううんざりだ!ブラームスなリハーサルやるたびによくなるのにコンテンポラリーはリハーサルを四日もやっても毎回同じ、やだよな!それでもさすがプロ、本番は真剣に新しい曲に向き合っていた。コンテンポラリーを好む聴衆は熱狂的に拍手。これらの曲が百年先にベートーヴェンみたいに世界中で愛好される事があるのかな?ベートーヴェンや、ブラームスやチャイコフスキーがなんて凄いのか改めて実感。これから一週間スロバキアの音楽紀行を綴りますね。、</div><div>宮城敬雄</div><br><div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj1HOW2s0-WG9zBIq2wKsgaxxaow0eBLt2s34B9acLU_lY4RVSanlUfZipbjaktInAgUZxslUukAQSc8W1XRaEUhTNjsW7VBL9yKuRm3lFU8wmVG2XUpMIRlNL3j0il5Z8856OlQjRASV3r/s640/blogger-image-1513674895.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj1HOW2s0-WG9zBIq2wKsgaxxaow0eBLt2s34B9acLU_lY4RVSanlUfZipbjaktInAgUZxslUukAQSc8W1XRaEUhTNjsW7VBL9yKuRm3lFU8wmVG2XUpMIRlNL3j0il5Z8856OlQjRASV3r/s640/blogger-image-1513674895.jpg"></a></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-64853030049908081942013-10-24T21:30:00.001+09:002013-10-24T21:30:08.844+09:00ベートーヴェン英雄の出だし<div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">こんにちは!宮城敬雄です。</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">コンサートまであと6日に迫りました。台風が二つも近づきうーん晴れて欲しいな!</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">兼松講堂でのリハーサルが25日から2日間あり台風がきたら大変。毎日天気図と予報に神経を尖らせています。</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">正しく神頼み!子供の頃は母からいつも良い子にしていたらバチは当たらない。て言われてたことをふと思い出してはいるものの自然災害だけはどうにもならないかも。</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">先週は元東フィルの弦楽四重奏にきてもらい弦楽だけでベートーベンの交響曲二番と三番を2日間リハーサルしました。</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">テンポの設定から指揮の細かなポイントまで普段は指揮者に言えない指摘まで含め三時間の濃密な練習をやり、クタクタ!</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">管楽器や打楽器が無い分弦楽だけのアンサンブル、合奏は曲の基本部分でもあり弦楽器約40名の中で各パートのトップとのコミュニケーションは曲を創る上で一番大切な部分です。勉強会みたいなもので経験豊かな四人のトップ奏者達は気になることはなんでもいってくれます。微妙なニュアンスの伝え方からテンポの移り方、たとえば英雄の冒頭部、ジャン!ジャン!と全部の楽器が和音を力強く弾くのですがバイオリンだけが四つの音を同時に、セカンドバイオリンは三つの音を、ビオラは二つの音をチェロとコントラバスは一つの同じ音をみんな同時にジャン!ジャン!と二回弾いて次の主題に入るのですが、その四つの音をピアノのように和音として弾くのか、アルペジオのように少しずらして弾くのか、ずらすとそれだけある幅の音が一瞬の合奏の中で微妙なニュアンスが醸し出されるかもしれないのです。何故ベートーベンがそんな楽譜にしたのか?一楽章の冒頭部のジャン!ジャン!は一楽章の最後の締めのジャン!ジャン!も同じ音型で終わるのです。</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">一つのストーリーをベートーベンはイメージしその最初と最後にこんなに複雑な沢山の和音を弦楽器奏者に弾かせて音の厚みと言うか太さというか余韻というか重さというか、例えが飛躍しますが光には七色の虹がチョット屈折させるとプリズムの中でみえますよね?一筋な光にもわずかなずれで七色にみえると一瞬でもわ!綺麗!とかへ?不思議なかんじする!とかありますね。音も単音だけだと一つの色。和音になると違う色に。一瞬でもずらすと更に複雑な色に見え何かメッセージが違ってくるように感じるのです。</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">そんな冒頭部一つとっても四人だけでやってみると違いがわかりとても面白いのです。</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">昔フルトベングラーというマエストロがベルリンフィルを今から約65年前に録音され今だ世界中にファンが沢山いる一連の演奏はこのジャン!ジャン!もジャン!ではなくグジャン!みたいな、そしてだれよりもチェロとコントラバスが先に低音を出して後からその他楽器がジャン!とやっています。ドイツの伝統的な弾き方なのか分かりませんが一瞬の合奏でさえ微妙なアンサンブルがあったりで興味深いものがあります。</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">日本のオーケストラは正確で一糸乱れずがそのオーケストラの合奏能力のレベルを示し、グジャン!なんてやろうものなら指揮者の棒が悪い!なんて言われるかもしれませんね。こんなチョットしたとこにもオーケストラという強大な人間勢力、専門家達のプライドや感情が指揮者に向けられのですから余程の鈍感かタフな精神力がないと 指揮者は結構辛い仕事かも知れません。でもオーケストラの奏者達は一人一人はとても音楽が大好きな純粋な人達。結局悪いのは指揮者ということなんだといつも自己反省ばかりなんです。</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">台風が逸れますように!</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); "><br></div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">コンサートまでに!</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">明日からいよいよ兼松講堂でオーケストラとのリハーサルに入ります。</div><div style="font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 16px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); ">高輪プリンセスガルテン宮城敬雄</div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-31056708518685639622013-10-12T17:38:00.001+09:002013-10-12T17:38:22.931+09:00国立シンフオニカー動画のご案内こんにちは。<div>あと二週間に迫った国立シンフオニカー第七回定期演奏会、10月27日日曜日の午後1時半開演、場所は国立駅南口から歩いて七分、緑に囲まれた一橋大学のキャンパスにある兼松講堂、ヨーロッパの雰囲気を持つロマネスク様式のクラシックなホールで1040席の中型のホールでとてもクラシックが似合う大好きなホールなんです!ここに一橋大学の創立135年を記念して創設されたレジデントオーケストラ、総勢65名のプロフエッショナルオーケストラなんです春と秋に定期演奏会を開いて三年、地元国立を中心に多摩地域の方々や東京、横浜まで広い地域から聴きにきてくださいます。</div><div>三年前からブラームスの交響曲をとりあげ、続いてベートーベンの交響曲に取り組んでいて今回はオールベートーベンプログラムなのです。</div><div>これから本番当日までリハーサルの模様や面白いエピソードがあればこのブログでもご紹介出来ればとおもっています。</div><div>YouTubeでピアニストのフェデリコ</div><div>コッリのの映像と案内をアップしましたのでごらんください。</div><div><br></div><div>宮城敬雄</div><div><br></div><div><table width="100%" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" style="font-family: Helvetica; -webkit-text-size-adjust: auto; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.292969); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.230469); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.230469); "><tbody><tr><td style="padding-bottom: 15px; border-bottom-width: 1px; border-bottom-style: solid; border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); padding-top: 15px; "><font face="Helvetica Neue Light, HelveticaNeue-Light, helvetica, arial, sans-serif"><span style="font-size: 17px; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.300781); -webkit-composition-fill-color: rgba(175, 192, 227, 0.234375); -webkit-composition-frame-color: rgba(77, 128, 180, 0.234375); background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">【ご案内映像】<br><a href="http://m.youtube.com/watch?v=ohIa4z-GLIM">http://m.youtube.com/watch?v=ohIa4z-GLIM</a><br><br>【チケット取り扱い】 <br>●チケットぴあ <br><a href="http://md-ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1314351">http://md-ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1314351</a><br>● 一橋大学生活協同組合(西ショップ)TEL:<a href="tel:042-575-4184" x-apple-data-detectors="true" x-apple-data-detectors-type="telephone" x-apple-data-detectors-result="2">042-575-4184</a><br>● 洋菓子・喫茶「白十字」南口店 TEL:<a href="tel:042-572-0416" x-apple-data-detectors="true" x-apple-data-detectors-type="telephone" x-apple-data-detectors-result="3">042-572-0416</a><br>● 国立楽器 国立店 TEL:<a href="tel:042-573-1111" x-apple-data-detectors="true" x-apple-data-detectors-type="telephone" x-apple-data-detectors-result="4">042-573-1111</a><br></span></font><br></td></tr></tbody></table></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-16897823988381358742013-10-01T17:17:00.001+09:002013-10-01T17:17:48.315+09:00音楽てなに?こんにちは!<div>悩み事はいつも誰にでもありますね。音楽をやったり聴いたりすることで悩みは解消するか増幅するか?音楽のもつ本質的なもの?それはエネルギーでは?</div><div>音楽を受け入れている動物は人間だけ?音をかんじるのは多分全ての動物がなにがしかの音を捉えて身の危険を感じたり仲間を感じたりまた種の保存を合図したり言葉はなくても音は重要な生きるための大事な手段ですね。音楽は言葉が人類に与えられた時からそれほど後ではなく木を叩くと色んな音がしたり、叫び声を繋げるとメロディになったりして音楽の原点ができたのでしょうか?そんな事は今更考古学者でもない私が考えても仕方ないのですが、音楽の持つエネルギーはどんなものか?</div><div>自分に心地よい音楽、どんなジャンルにせよ、どんた楽器にせよ、心地良いと感じるのは皆様々ですね。どの音楽がいいとか、悪いとかは全く個人的には関係ないと思っています。民族的にも違うし、気候風土によっても好まれる音楽は違うし、歴史的にも違うし、ある時だけ、例えば平和な時に好んで聴く音楽、戦時中に好まれる音楽、もう考えても仕方ない位の様々な音楽が存在しますね。</div><div>クラシックの世界もバロックから様々な変化を時代と共に変化し発展し、これからも現代作曲家によって生まれてくる曲が百年後ベートーベンやモーツァルトより好まれることもあるのですね。マーラーの曲だって三十年前なんかまだ殆んど一般には知られてなかったのでは?</div><div>なぜ好まれるようになってきたのでしょうか?</div><div>この先例えば百年後にベートーベンの音楽は世界中の人達に聴かれているのでしょうか?その時の演奏スタイルは?</div><div>私達がこのクラシック音楽を聴けるといってもせいぜい1930年代くらいからの演奏で1800年代の演奏記録は聴くことが出来ないのですね。電気が発明されてから急速に録音機が開発されてきたのですがまだ百年の歴史もないのですね。</div><div>それまでは生演奏を聴くか、ミュージックボックス、オルゴールにして楽しんでいたのです。</div><div>高輪プリンセスガルテンのチャペルに三台のアンティークオルゴールがあります。作られた年代は1880年から1890年にかけてドイツのライプツィヒという工業都市の周辺で急速に音楽が聴ける機械装置がこの世に誕生!これがそののちエジソンによって電気か発明されてラジオや録音といった革新的な発明によって急速に近代文明が開けていったのが音楽演奏の世界、とりわけ演奏記録はまだ百年の歴史がない世界なんですね。ベートーベンやブラームスが自分の作曲した作品を自らの指揮で初演したなどと記録されていますが、それがどんな、演奏だったかは、全くわからないのです。楽譜のみがこんにちまで残っていてそれを演奏しているだけ!</div><div>楽譜も出版社によって少し違いがあったり手書きがハッキリしないので出版社による改訂とか細かく言えばきりがないのですが、いずれにしても科学技術でない歴史をたどるなかでの想像の世界で創造するのがアート、とりわけ音楽の世界なんですね。</div><div>だから絶対こうだ!と言い切れない世界。これが音楽なんですね!</div><div>宮城敬雄</div><div><br></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-29183964644772245002013-09-19T01:06:00.001+09:002013-09-19T01:06:36.370+09:00アバードの英雄こんにちは!<div>夜なんかの虫の知らせか深夜12時位にテレビをつけたのですが何時も滅多につけないBSをつけるといきなりアバードが写っててビックリ!何と今年8月17日のルッツエルン音楽祭のアバード指揮ルッツエルン音楽祭管弦楽団の放映ではないか!</div><div>ちょうど世界で活躍中の藤村美穂子がソリストで百人以上の大編成のオケに負けず圧倒的な歌唱力で素晴らしい熱演を披露、満員の聴衆から割れんばかりの拍手を貰っていました。昨年も確かマーラーを歌ったのですが、日本人としてとても誇らしい光景。アバードもその9日後に聴きに行った時より笑顔もあり、まだまだいけるアバードを映像でアップで見ることが出来ました。食い入るように見てるとなんと次の曲はベートーベンの英雄ではありませんか!ちょうど来月の国立シンフォニカー第八回定期演奏会で振るのがこの英雄。よく見て聴いて勉強しなさい!何かこんな偶然が私にはよくおこるのです!</div><div>スコアを開いて世界最高とも言われるルッツエルン音楽祭管弦楽団の英雄を最後まで食い入るように見て聴いたのですが、何か物足りない感じが残ってしまいました。団員の演奏中の顔つきが今ひとつなんです。英雄という曲は最初から最後まで約50分の長大な曲で一瞬の隙間もない緊張感のある曲だと思うのですが、団員のが周りの団員をキョロキョロ見たりも散見され、何よりも一体感が物足りない感じなんです。</div><div>オーケストラは超一流、乱れは無いしソリスト級の木管は上手いし、でも緊迫感が。でもこれはあくまで私の独断と偏見かもしれません。晩年のアバードでしか表現出来ない英雄像があるのでしょう。</div><div>ベートーベンが34歳の時に作曲した英雄、80歳のアバードがどんなイメージを持って演奏したのか、そんなインタビューがあればもっともっと面白い鑑賞の仕方もあるのでは?</div><div>宮城敬雄</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/12855690551060444021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4675335047944831766.post-13891315212468239042013-09-12T19:28:00.000+09:002013-09-12T19:29:33.637+09:00アバード来日中止!<br />
<div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj8ZvRU7rkhGgtAOMff5ZjsRaaOolvjyacTgbkOtvtv_NywvTPv_anBMeG13JHZ_w7miMrgQ_ideE8boUJDAplHvw5pxuMfwVqlzK7Vv5U-PszEb096WlrKzbLm4wAwK-Ca-m3U1n8F2ehw/s1600/image.jpeg" imageanchor="1" style="clear: right; float: right; margin-bottom: 1em; margin-left: 1em;"><img border="0" height="150" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj8ZvRU7rkhGgtAOMff5ZjsRaaOolvjyacTgbkOtvtv_NywvTPv_anBMeG13JHZ_w7miMrgQ_ideE8boUJDAplHvw5pxuMfwVqlzK7Vv5U-PszEb096WlrKzbLm4wAwK-Ca-m3U1n8F2ehw/s200/image.jpeg" width="200" /></a><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">こんにちは!</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;"><br /></span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">日本に戻り現実の世界での仕事はじめ。</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;"><br /></span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">突然サントリーホールから一本の電話がはいりました。</span></div>
<div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">
<span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">11月に来日予定だったクラウディアアッバードとルッツエルン祝祭管弦楽団の来日が急遽体調不良との理由で全ての公演が中止となったのです。</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;"><br /></span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">チケットを購入していた私にも連絡あって払戻の依頼。</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;"><br /></span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">アッバードの体調を心配したのがやっぱり現実になってしまいました。</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">とても残念ですが、なんとか回復され来年の夏のコンサートに元気な姿を見せて欲しいものです!</span></div>
<div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">
<span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">先週にウィーンの演奏家からきいたのはイタリアのマエストロ、リカルドムッティが公演を突然キャンセルしたとのこと。元気だった大指揮者も次々老いと病気で倒れるのは本当に哀しい限りですね!日本に戻り留守中の新聞の中に小澤征爾が松本でのサイトウキネンで復活!との記事を見ました。</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;"><br /></span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">指揮は様々なスタイルとともに様々なリハーサルやゲネプロと本番、体力と精神力がとても要求されて余程体力に自信がないと乗り切れません。</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;"><br /></span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">私のような指揮歴10代、でも歳はもうすぐ70歳になろうとするものには本番が迫ってくると先ずは体力大丈夫かな?と不安になります。本番は2時間位の演奏時間ですが、その本番直前にいわゆるゲネプロ(ヨーロッパではドレスリハーサルという当日の総練習というか総点検)を約2時間近くやります。そして、私と国立シンフォニカーの場合は、</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">前日前々日と</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">2日間かけて曲を仕上げていくのです!プログラムの曲全部とアンコール曲を初めてオーケストラと一緒に創り上げると言えばかっこいいのですが、私の場合は、格闘し、もがき苦しんでしまいます!</span></div>
<div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">
<span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">オーケストラとのコミュニケーション、信頼関係、音楽への情熱が一つにならないと良い音楽への到達は無理なんだと思います。</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;"><br /></span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">この続きは次に。</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;"><br /></span><span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;">宮城敬雄</span></div>
<div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">
<span class="Apple-style-span" style="font-family: Helvetica;"><br /></span></div>
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