2014年9月1日月曜日

ブラームス国際コンクール

こんにちは!宮城敬雄
ウイーン経由ペルチャッハにやってきました。第21回ブラームス国際コンクールがブラームスがこよなく愛した南オーストリアの風光明媚な寒村ペルチャッハでおこなわれます。
今年2回目の審査員に任命され名誉ある重責を果たすべく単身やってきました
。小さなプロペラ機でウイーンから約40分のクラーゲンフルトから車で約20分に寒村ペルチャッハが何時ものように静かに出迎えてくれました。
宿は何時ものレオンシュタイン。
通されたのはブラームスの部屋、No.6
ブラームスが1860年代から1870年代にこの地を訪れ、その自然の素晴らしさに感動し作曲したのがあの有名な交響曲第2番やバイオリン協奏曲など。クララに宛てた手紙が壁にかけてある博物館のような部屋。ドアを開けブラームスさん!こんにちは!この部屋を初めて通されたのは今からざっと10年前、音楽家しか通されないと言われた
のにひどく感激したことが思い出されました。今年は60人のピアニストを明日から審査です。バイオリンもエントリーが多く、審査員はハードワーキングです。でも世界中から集まった音楽家の卵?いや立派に演奏活動されてるブラームス大好きな演奏家が集うコンクール。年齢制限の無いコンクールも珍しいのですが、それほどブラームスの音楽は深いものがあるのでしょうね。若手の登竜門なら世界にいっぱいコンクールがありますがブラームスを演奏しないといけない、ブラームスの音楽を表現出来る音楽家を競うコンクールはこのコンクールいがいには二つとしてないのです。若手には厳しいコンクール、テクニックだけではなんともならない難しさが秘められています。明日からからピアニストが朝9時から夜9時まで人生をかけて真剣にピアノに向かいます
体力無くして審査員はつとまりませんね。審査員も真剣勝負です。